
訪問ありがとうございます。はぎおと申します。
大人になって、改めて何かを学びたいと思う方も多いでしょう。ただ、そもそも何を学ぶべきか迷う方も多いと思います。



とりあえず資格の勉強をすべきか?
いや、まず教養を身につるべきか?
このように悩んでなかなか勉強が始められない場合、旅に出て学びたいモノを探すことをオススメします。
旅に出ると多くのワクワクすることに出会え、「深く知りたい!」「この能力を身に着けたい!」と思うことが増えます。
このワクワクする気持ちは勉強のやる気へ直結します。
私は8年かけて日本全ての市(792市)、世界20ヵ国を旅しましたが、旅をすればするほど勉強をするようになりました。旅した経験をもとに、旅でワクワクしながら学ぶ方法を紹介します。


この記事の著者(はぎお)
日本の全ての市(792市)、海外20ヵ国を旅して世界中の文化を学んできました。ブログ内の写真は旅先で撮影したモノが多いです。
国立大学院卒、東京都庁合格、フィリピン留学、小中高校生の塾講師を経験するなど、勉強が好きです。
旅は知的好奇心がシゲキされる


(仙台城で撮影。青空に映えます。)
旅に出ると知的好奇心がシゲキされ、学びたい!という意欲がわいてきます。



私の場合、旅をしながら「歴史」の勉強をするようになりました。
日本・世界中を旅した私が「歴史」の勉強を始めたきっかけ
・戦国武将かっこいい
・世界遺産すごい
・海外で日本人が嫌われてないか調べとこ・・・
などなど
こんなもんです。きっかけなんて。



いや、そんなきっかけテレビや本でも得られるのでは?
一理ありますが、シゲキの強さが変わってきます。
例えば、富士山を写真で見るか現地で見るか・・・もちろん現地で見た方が感情を強くシゲキされると思います。
とにかくこのシゲキが重要で、勉強のやる気を燃やす種火となります。
あくまで種火なので、やる気は時間がたつと消えてしまします。



できれば、旅先で興味がわくものがあったらその日のうちに調べて吸収した方が良いです。
何かを勉強する際、やる気は本当に貴重なものです。塾講師をしていた時も生徒にやる気を出させることに苦労しました・・・。
そんな「ヤル気」がポンポン生まれるのが旅行で、これを何もせず捨ててしまうのは本当にもったいないです。
もし旅先で興味のわくものがあったら、すき間時間に本やネットでざっと勉強するとGOODです。
旅行中のすき間時間
・旅館でゆっくりしているとき
・移動中の電車内
・料理が出てくる待ち時間
などなど
このようにコマメに勉強していくと、興味がどんどん深まっていき、もっと本格的に学びたい!と思う時がきます。
私は特に歴史に興味を持ち、受験で必死に勉強していた時より楽しんで勉強をしています。また、今の方が断然知識が身についています。
旅が学習意欲につながる具体例
旅先では予想外に興味がわき、学びたくなるものに出会えます。旅先が学習に関係なさそうでも結果的に学びへつながるものは多いです。
例① 神社と寺を観光した結果⇒神道・仏教の勉強始めました
観光地には神社と寺がたくさんあります。どの観光パンフレットを見ても必ず一つは寺や神社を紹介しているはずです。そしていくつか神社と寺を観光すると、ある疑問がわくはずです。



・・・そもそも寺と神社の違いって何?
・・・もうここから分かりません。さらに



・・・何のために存在してるの?
特に寺と神社の聖地京都へ行った時、この何も知らない自分に耐えられませんでした。
たくさん寺があるけど全部同じに見える・・・もったいない。何も知らないのもったいない。




まず寺と神社の違いを調べました。次に神社と寺の存在意義について。
そして最終的に古事記について勉強し、鎌倉6仏教全ての教えを読み込むまで至りました。
神道と仏教を勉強してから京都へ行くとおそらく10倍楽しく感じると思います。
このように、旅に出ると多くの疑問に出会い、自分が何も知らない事を知ることになると思います。そして全く興味なかったことも勉強したくなります。
例② 中国旅行をした結果⇒英語の勉強始めました
中国は近いのでけっこう旅行に行ってました。
そして思いました。



英語の勉強をしよう
中国語ではなく英語です。
なぜ英語かと言うと、説明書きはほぼ英語が使われているからです。






このように中国語に英語がそえられていました。
これはタイでも韓国でもラオスでも同様で、各国の言語に英訳がそえられていることが多いです。
英語圏じゃない国へ旅行しても、英語の重要性がイヤと言うほど分かります。
そして私は英語を読む勉強を始めました。



いや、海外旅行なら英会話の勉強じゃない?
私は内向的なのに海外旅行が好きという異端者なので、コミュニケーションより博物館などの説明書きを読み込みたいと思いました。



博物館は説明書きが読めないと楽しさが半減します。
私は今まで海外20ヵ国を旅しましたが、そもそも英語圏外だと相手が英語をしゃべれないことが多かったです。
なので最初は英語を読む力をしっかり身に着けた方がメリットが大きいと思います。
海外旅行で英語の重要性を肌で感じたからこそ、現在も毎日1時間の英語学習は欠かしていません。
例③ コケの魅力を知った結果⇒コケの勉強を始めました
私は旅先で出会ったコケに魅了され、コケの勉強を始め、コケ育成まで至りました。




コケにハマったきっかけは、宮崎県にあるコケ研究所で出会った一冊の本。


宮崎県日南市にて撮影
まず、コケは4億年前に海から陸へあがった時点で進化を止めてます。
そして成長のチャンスを全て放棄し、絶滅していく植物を横目に現在までひっそり生き残ったコケ。
・・・コケかっこいい
常に成長を求められる現代ですが、コケに学ぶ事が多そうです。
私はコケ研究所にあった本を買い、さらにコケを仕入れて育て始めました。
コケは育てみると意外とデリケートだったり、他の植物にも興味がわいたり、旅での出会いが多くの興味や疑問を生んで勉強意欲をかき立ててくれます。
旅を続けるとワクワクするモノが増える
旅をするとワクワクするモノに出会えると説明しましたが。さらに旅を続けると、ワクワクするモノが増え続けます。
どのようにワクワクが増えていくのか、国内旅行と海外旅行に分けて説明していきます。
【国内旅行】日本中がつながってワクワクする



国内旅行って何度か行ったらワクワクが減っていく気が・・・新しいシゲキや発見があるのは最初だけじゃない?



そんなことはありません。日本国内を旅し続けると日本中がつながっていき、ワクワクするモノが増えていきます。
まず最初の段階では、「ここテレビで見た場所だ」「そういえば学校で習ったなー」など、旅先と記憶がつながります。
この段階でも好奇心が自動的にわき上がるので、勉強意欲につなげやすいです。
そしてさらに旅を続けると次の段階へ行き、日本中がつながり始めます。
・長野の塩尻市でワインセラーを回った後、熊本県でもワインを作っている事を知りワイン用のブドウ栽培に興味を持つ。
・松尾芭蕉や与謝野晶子の石碑を旅先でいくつも見つけ、「ここにも来たのか~」と同じ旅人として愛着がわく。
・和歌山の勝浦、青森の八戸、静岡の清水でマグロを食べ、マグロについてもっと知りたくなる。
このように、旅した経験が日本中でつながり、好奇心があふれてきます。
ちなみに上で例としてあげた、ワイン、松尾芭蕉、マグロについては旅先の博物館や資料館に行って詳しく学びました。
このように興味がわいたことを詳しく学ぶと、さらに好奇心が増して関連する場所へ行きたくなります。
そして「旅に出る」⇒「ワクワクする」⇒「勉強する」のループに入ります


このループに入る事ができれば、いつまでも飽きずに勉強を続けられます。
【海外旅行】想像を超える経験ができる
海外旅行は国内旅行と違い、「想像を超える経験」がワクワクへつながります。
例えば私はラオスで「象使い」の資格を取得しました。あの耳が大きい動物のゾウです。
まずゾウに「メプロォーン!!」と叫んでゾウにしゃがんでもらい、ひらりと背中に乗りこみます。その後「パァァァァイ!!」と叫び前進させたりします。こんなこと国内でできるでしょうか?


また、インドでは、一人で料理教室に参加し、カレーの作り方を学びました。




象使いになったり、インドでカレー作ったり、強烈な経験はそのまま動物や料理の興味へつながります。
日本に帰って日常に戻っても、ゾウやカレー特集を見ると当時の記憶がよみがえり、ワクワクします。
このように海外旅行でもワクワクするモノがどんどん増えて、「旅に出る」⇒「ワクワクする」⇒「勉強する」のループに入ることができます。


特に海外旅行では想像を超える経験で度胸が付き、何でも挑戦できるようになります。



たとえ失敗したとしても、全て笑い話にできます。会話のネタが増えて一石二鳥です。
旅も学習もどんどん挑戦していき、楽しく勉強を続ける事ができます。
勉強を続ける2つのスタイル「広く浅く」「狭く深く」



旅で色々学んで行くのは分かったけど、広く浅く学ぶべきか、狭く深く学ぶべきか・・・。



オススメは「狭く深く」です。一つの事に没頭するのはとても充実した時間となります。
アメリカのニクソン元大統領も、「人は何かに没頭してはじめて、自分が何者か知ることができる」と言っています。
ただ、「没頭」は狙ってできるものではありません・・・。様々な運や条件がそろって初めて何かに「没頭」できます。
「広く浅く」か、「狭く深く」か、自分に合ったスタイルで学んで行くのが一番です。
「広く浅く」はば広く色々勉強
具体例
・料理・音楽・ビジネススキル・投資、興味あるものをかたっぱしから勉強
向いてる人
・あきっぽい人
・勉強がキライな人
・話題の引き出しを増やしたい人
必要な能力
・いろいろな事にワクワクできる能力
「狭く深く」一点集中で勉強
具体例
・カメラにドハマりして写真の撮り方を追求していく
・世界中の人と話せるようになるため英語を勉強する
向いてる人
・明確な自分の「強み」を持ちたい人
・何かに「没頭」できる人
・集中力がある人
必要な能力
・一つのモノに対してワクワクを維持できる能力
一つの事に没頭できるほどワクワクするモノには、なかなか出会えないと思います。
なので最初は多くのモノに手を出し、その中で特別ワクワクするモノをどんどん絞っていくのが良いと思います。
どちらのスタイルにせよ、勉強を長く続けるためには好奇心(ワクワク)が不可欠です。
恋愛、スポーツ、ゲームでも長く続けられるものにはこの「ワクワク」があるはずです。
そのワクワクをはば広く得られるのが旅です。
まとめ
何を勉強しようか迷ったときは、旅に出てやりたいことを探す
・旅に出ると「もっと学びたい!」というものに出会えます
・もし学びたいものに出会えたら、すぐに勉強を始めるべきです(やる気は消えやすいです)
・旅先はどこでも良いです(予想外に勉強へつながることが多いです)
・旅を続けるとワクワクするモノが増えます。



以上、旅に出て行動すれば、必ず興味がわくモノに出会えますよ!
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