
訪問ありがとうございます。はぎおと申します。
将来の見通しがつきにくい昨今、仕事のために何か勉強をしたいと思い立つ方もいるかと思います。



・職場で一目置かれたい!
・転職にも使えるビジネススキルを身につけたい!
・同期に差をつけるために勉強したい!
ただ、同時に以下の悩みも生まれると思います。



何を勉強すれば仕事に役立つんだろう?
ビジネススキルは幅広いので、何を勉強すべきか迷う方も多いと思います。
結論から言うと、どの職場でも一目置かれるビジネススキルは
パソコンスキルとコミュニケーション能力。
その根拠は「工場で配管を洗う」という、ビジネススキルとほぼ無縁な私の職場ですらメチャクチャ必要とされるスキルだからです。
大学院卒総合職として就職後、超現場主義の会社方針でひたすら工場作業員として働いている「現場のリアル」を含めて勉強して役に立つビジネススキルを紹介します。
※ビジネス以外の勉強をしたい方は以下の記事を参考にしてください。
【大人向け】何を勉強すればいいかわからない!勉強ジャンルの選び方まとめ


この記事の著者(はぎお)
日本の全ての市(792市)、海外20ヵ国を旅して世界中の文化を学んできました。ブログ内の写真は旅先で撮影したモノが多いです。
国立大学院卒、東京都庁合格、フィリピン留学、小中高校生の塾講師を経験するなど、勉強が好きです。
ビジネススキル=仕事に必要な能力





そもそもビジネススキルって何?
ビジネススキルとは「仕事に必要な能力」で、文書作成能力やマナーなど多岐にわたります。体力や気力も仕事に必要な能力なので、ビジネススキルと言えなくもないです。
ただ、一般的に「ビジネススキル」といったら、ハーバード大学のロバート・カッツ教授が言及した3つのスキルが有名です。
3つのビジネススキル(カッツ理論)
・テクニカルスキル
語学力やパソコンスキルなど、直接業務で役立つ能力
・ヒューマンスキル
交渉力やプレゼンテーション能力など、対人関係で役立つ能力
・コンセプチュアルスキル
論理的思考や多面的視野など、経営者に求められるモノゴトの本質をみぬく能力



どこかで一度は聞いたことあると思います!
この3つのビジネススキルから絞っていくと勉強するモノを選びやすいと思います。
オススメはパソコンスキルとコミュニケーション能力




習得すべきビジネススキルとしては、最初の結論でも書いたとおり
・パソコンスキル
・コミュニケーション能力
この2つがオススメです。
この2つの能力は、社会人1000人を対象に行った「ビジネススキルについてのアンケート」でもダントツで必要とされている能力です。


実際に転職した人が「転職に有利だった」と回答したビジネススキル1位と2位がコミュニケーション能力とパソコンスキルでした。





私の職場でもコミュニケーション能力とパソコンスキルは重宝されます。
私の仕事は「午前中に液体をタンクへ送り、使用した配管とポンプを午後に洗う」というビジネススキルとほぼ無縁な完全肉体労働の職場です。
課長にもタメ口OK、理屈より根性、みんな研修大キライ。「ビジネススキル何それおいしいの?」という環境ですが、力を合わせて行う仕事なのでコミュニケーションの重要性は全員が理解しています。
また、配管洗いがメインの仕事ですが、日報や作業標準書はパソコンで作成します。現場改善した結果をプレゼンテーションする必要もあるので、パソコンができないと話になりません。
このように、私の職場ですらメチャクチャ求められる能力なので、コミュニケーション・パソコンスキルは他の仕事にも活かせる、勉強して損のないスキルだと思います。
パソコンスキル


私の仕事は工場での現場作業ですが、パソコンを使う業務も普通にあります。
ショップ店員だろうと、医者だろうと、そろばん教室の先生だろうと、仕事のどこかで必ずパソコンを使うでしょう。パソコンスキルはどの職場でも必要とされるスキルです。
ちなみに私は入社してから10年近く、職場でパソコン全般の雑務を行う「パソコン係」を担当しています(同期の中で一番パソコンに詳しかったため・・・)。
パソコンでの資料作成から、トラブル対応、新しいシステムの導入など。パソコン関係のあらゆる業務に関わりましたが、私の経験上パソコンスキルは主に3つに分けられます。
パソコンスキル① パソコンを使える状態にするスキル


インターネットにつながるようにしたり、必要なソフトを入れたり、パスワードを設定したりとパソコン自体を仕事で使える状態にするスキル。
古いパソコンを新しくしたり、パソコンの調子が悪い時に役立つ能力です。
「インターネットにつながらない!」「印刷できない!」「パソコン同士の共有が切れてる!」など、ちょっとしたパソコントラブルは日常茶飯事なので、それらをすぐ解決できると職場で一目置かれます。
パソコンを使える状態にするための勉強方法
個人的に一番効果があった勉強方法は自作パソコンを作ることです。



いや、急にムチャ言うなや・・・。
パソコン自体に詳しくなるためには多くの経験をつむ必要があります。手芸の本を読んでも、ぬいモノができるようになるわけじゃ無いのと同じです。
実際にパソコンを1から組み上げると、パソコンのパーツ理解から設定までひととおり経験できます。



その結果、パソコンの設定変更やトラブル対応にメチャクチャ強くなります。
「パソコンを一から組み上げる」と聞くとかなり敷居が高く感じるかもしれませんが、正直たいしたことありません。10個程度のパーツを組み付けるだけです。
今はユーチューブやブログで分かりやすく作り方を説明しているため、プラモデル感覚で組めますよ!
パソコン自体に詳しい人は少ないので、職場で一目置かれる存在になること間違いなしです。
というか、少しでもパソコンに詳しいと色々なパターンの相談を受けるので、気づいたらダントツでパソコンに詳しい存在となっています。
パソコンスキル② エクセル・ワードを使うスキル




表計算ソフト「エクセル」、文章作成ソフト「ワード」を使うスキル。パソコンスキルと言われたら、このエクセル・ワードについてのスキルを指すことが一般的です。
私の職場では「エクセル」で出勤表や温度記入表を作り、「ワード」で日報や議事録を作成しています。
エクセル・ワードの知識があると「データを自動計算されるようにする」「文書内に写真を入れてわかりやすくする」など、業務の質を上げる事が可能です。
「改行すると文字がズレちゃう!」「表の一部が印刷されない!」など、細かいトラブルにも即対応できるので事務作業がメチャクチャはかどります。
エクセル・ワードの勉強方法
初心者でも、ある程度エクセル・ワードを触ったことがある人でもMOS(Microsoft Office Specialist)の資格取得を目指して勉強する事をオススメします。


MOS資格とはマイクロソフトオフィス商品である5つのソフト(ワード・エクセル・パワーポイント・アクセス・アウトルック)のスキルを証明できる国際資格です。
※パワーポイントはプレゼンテーション用、アクセスはデータ管理用、アウトルックはメール機能用のソフトです。
この資格取得をオススメする理由は以下の2点です。
ワード・エクセルの基本操作を学べる
MOS資格試験は筆記テスト無しの100%実技テストです。勉強していけば実用的な能力を身につける事ができます。
また、パワーポイント・アクセス・アウトルックについても学ぶ必要がありますが、使う機会もあると思うのでエクセル・ワードと一緒に基礎を学んで損はありません。



私の会社では「アクセス」が導入されていて、イチから勉強する必要がありました・・・。
エクセル・ワードスキルの証明になる
MOS資格はマイクロソフト社が公式認定している国際資格であり、パソコン関連の資格の中では最も人気があります。
面接などでパソコンスキルのレベルを説明するのは難しいですが、MOS資格は認知度が高いので転職の際それなりにパソコンスキルがあることを証明できます。
パソコンスキル③ プログラミングスキル


プログラミングスキルとは簡単に言うと「プログラミング言語」でパソコンに話しかけ、パソコンに仕事をしてもらうスキル。使いこなせば業務効率が飛躍的に向上し、副業や転職にも使えます。
私はプログラミングスキルで職場の日報が自動作成されるようにしました。また、今書いているこのブログもトップページのデザインをプログラミングでアレンジしています。
現在、小学校でプログラミングが必修化されるほど、プログラミングスキルを持った人材が不足しています。
プログラミングは初めはとっつきにくいですが、基礎だけ学んでおくだけでも転職・副業・業務改善の面で大いに役立ちます。
プログラミングの勉強方法
私は情報系の大学院でプログラミングの基礎を学んできました(センサ作成がメインの研究室だったので、プログラミングは本当に基礎だけです)。
結論、初心者がプログラミング言語を学ぶなら「JavaScript」を学ぶ事をオススメします。論破で有名な「ひろゆき」さんもオススメしています。
「JavaScript」は世界での利用率、転職での求人がトップレベルに多いです。やさしく理解しやすい言語でもあるので初心者にピッタリです。
「JavaScript」は人気言語のため、ユーチューブ・参考書・オンラインスクールなど学ぶ手段に困ることはありません。
プログラミング(JavaScript)って何?とイメージがわきづらい方は以下の動画が参考になります。
コミュニケーション能力





「コミュニケーション能力」ってそもそも何?



簡潔に言うと、「自分の考えを相手に伝え、相手の考えを理解する能力」です。
「コミュニケーション能力が高い人」というと、社交的で明るい人や、エリートビジネスマンを思い浮かべますが本質はもっと別にあります。・・・そもそも私そういう人たち苦手ですし・・・。
私は世界20ヵ国、日本の全ての市(792市)を8年かけて旅し、あらゆる人と会話してきました。メキシコやイタリアでは言葉が通じなくてボディーランゲージだけの時もありました。
中国では警戒されて中国警察に連行されたこともありました(もちろん無実です)。
インドでは体を拘束され、相手が何を考えているのか分からない時もありました。
そんな経験をふまえて、コミュニケーション能力とは以下の2つに分けられると考えています。
①自分の考えを相手に伝える能力
②相手の考えを理解する能力



この2がコミュニケーションの全てです。
コミュニケーション能力① 自分の考えを相手に伝える


例えば、好きな人に「好き」と言うのは簡単です。勢いさえあれば誰でもできます(個人的な意見です)。
ただ、自分がどれほど好きか、相手に理解してもらうにはコミュニケーション能力が求められます。
セリフ、態度、シチュエーション、雰囲気作りなどを総動員して相手に伝えられる人がコミュニケーション能力の高い人です。
会社でも、みんなの前に立ってプレゼンテーションをするだけなら誰でもできます。はっきりした声で堂々と資料を読み上げればそれらしいプレゼンテーションになると思います。
ただ、相手が内容を理解できるようにプレゼンテーションするにはコミュニケーション能力が必要です。
いかに自分の考えを相手に理解させる事ができるか。これがコミュニケーション能力の一つです。
「相手に伝える力」を勉強する方法
自分の考えを相手に理解させる・・・つまり「伝える力」を身につけるためにオススメするのは
プレゼンテーションの勉強です。
プレゼンテーションスキルは、考えを相手に伝えるスキルそのものなので、勉強すれば直接「伝える力」につながります。
プレゼンテーションについて我流で行う人が多いと思いますが、プレゼンテーションに関する本を1冊読むだけでもだいぶ考え方が変わると思います。
コミュニケーション能力② 相手の考えを理解する


例えば好きな人に「キライ」と言われた時、言葉通り受け取って「キラワレタ・・・」と終わらせるのは簡単です。
ただ、自分の考えを正確に言語化できる人は少ないです。実はツンデレで「好き」の裏返しの可能性もあるため、相手の考えを正確に理解できる人がコミュニケーション能力の高い人です。
会社では、特に部下の考えを理解するのにコミュニケーション能力が必要でしょう。私もそうですが本音を言う部下は少ないので。
仮に本音を言ってもらえたとしても、部下が話しベタだった場合、少ないキーワードから相手の考えを推測する必要があります。
相手が言った事ではなく、相手の考えを理解する能力。これがもう一つのコミュニケーション能力です。
「相手を理解する力」を身につける方法
相手を理解する力を身につけるためにオススメするのは
カウンセリングの勉強です。
相手の考えを理解する方法として「傾聴」があります。カウンセリングでは「傾聴」が最も重要と言われるほど重きを置いているので、傾聴に関するノウハウが盛りだくさんです。
つまり、カウンセリングについて勉強するほど「相手を理解する力」を身につける事ができます。
実際に私も通信講座で「心理カウンセラー」資格取得の勉強をしていますが、やはり「傾聴」についてのテクニックや考え方についての項目が多いです。
ストレスの多い現代、カウンセリングの勉強はどの職場でも必ず役に立つので、勉強する価値は大いにあると思います。
まとめ
ビジネススキルについての勉強方法
①どの職場でも一目置かれるビジネススキルは以下の2つ
パソコンスキル
コミュニケーション能力
②パソコンスキルを身につけるための勉強方法は以下の3つ
・自作パソコンを作る
・MOSの資格勉強をする
・プログラミングの勉強をする
③コミュニケーション能力を身につけるための勉強方法は以下の2つ
・プレゼンテーションに関する勉強をする
・カウンセリングの勉強をする



コミュニケーション能力については旅に出て色んな人と出会うのもオススメです!
勉強するジャンルを選べたら、次は「独学」で勉強するか「通信講座」で勉強するか選んでいきましょう!勉強方法の選び方は以下の記事を参考にしてください。
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